自分軸で生きる1
自由な社会だというのに
誰かが勝手につくったルールがあって
大勢がガマンしてそれに縛られている
ボクは弱虫だから
そんなルールに縛られるのが嫌だった
小学4年生の頃
近くの市営団地にO兄弟が住んでいて
一緒によく遊んだ
ところがある日事件が起きた
鬼ごっこのルールが
ボクの知ってるルールとは違うのだ
団地のルールなんだそうだ
そのルールに納得できないボクは
O君兄弟と遊ばなくなった
同じようなことが
学生時代の最後に起こった
就職だ
就職するのが
当たり前のような空気が
納得できなかった
弱虫だから
毎朝混んだ電車に乗るのも
他人のルールで働くのも
イヤだと思った
自由な社会というなら
就職にNOを突きつけてもいい筈だ
それで就職しなかった
自分軸で生きることに決めた
(続く)