2つの知性
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なんか人生に
納得いかない
そう思ったときは
2つの知性(モノサシ)を使って
もう一度問題を
見つめ直しみてみよう
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人間には2つの知性がある
<知能>と<聡明さ>だ
知能:勉強できるチカラ
聡明さ:物ごとを大きく見るチカラ
英語にも2つの知性があることを
むかし渡部昇一の本を読んで知った(注※)
インテリジェンスとインテレクト
<インテリジェンス>は知能
英語で書くとIntelligence
これは人だけでなく動物にもあり、
テストで測れる
<インテレクト>は聡明さ
英語で書くとIntellect
高いところから全体を大きく見る能力で
数値化できない
学校に行かなくても
高めることができる
これを知った時は
なんだか嬉しくなった
それなら自分にだって
チャンスはあると思った
幸せになれるかもしれないと
自分に希望が持てた
そういえば昔
農家のオッサンに
言われたことを思い出した
学生時代にボクは
ずっと司法試験を受けていて
なかなかうまくいかず
今思えばチカラずくで
受かろうとしていたのだけど
ついに受験を断念して
ガッカリしていると
知り合いのオッサンが
「そりゃよかった。あんなの受かったら混んだ都会に住まなきゃならんし、ややこしい仕事を夜遅くまでさせられて、お前には向いてないだろ!!」と
と言われて、なるほどと思った
こういうのを聡明さっていうのかもしれないと思った。
もし今の生き方に
何か納得いってないなら
やっていることが、
自分が本当にしたいことなのか
それとも、それが義務だから
あるいはそれが社会が認めるステイタスだから
やっているのか
もう一度、
2つの知性を使って考えてみるといい
(注※)渡部昇一「クォリティライフの発想」↓
イギリスの首相だったウィルソンの回顧録が紹介されていて興味深い。ウィルソンがエリザベス女王と話をすると、いつもその聡明さに驚かされたとのこと。
もちろん首相まで務めたウィルソンは超優秀で知能(インテリジェンス)はバリバリ、21歳ですでにオックスフォード大学で経済学を教えていた。
他方、そういった競争からは縁遠い生活をしていたにもかかわらずエリザベスは、常に内省と思いやりの立場で物ごとを見つめ、内なる聡明さを磨いていたのだろう。
(イラストはクォリティライフの発想から)